お知らせ・プレスリリース
「令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞」を受賞しました。
2025-6-10
当社社員が文部科学大臣表彰となる「令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞」※1を受賞しました。
- ※1同賞は、文部科学省が定める「科学技術分野の文部科学大臣表彰推薦要領」に基づき、優れた創意工夫によって職域における科学技術の進歩又は改良に寄与した実績顕著な勤労者を対象とする昭和35年に制定された文部科学大臣表彰です。
功績 | 受賞者 |
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発電機固定子コアの横積み工法の考案 | 益子 亮一 早瀬 修史 |

左から早瀬 修史、益子 亮一
概要
発電機の固定子は板厚0.35mmまたは0.5mmのケイ素鋼板の両面に絶縁ワニスを塗布した固定子コアを積層して作られています。これまで、この絶縁ワニスの経年劣化による固定子コア更新の要望が多くありました。

今までは、顧客納入後の固定子コアの更新においては、発電機の据付状態(横置き)から起立状態(縦置き)にして実施してきました。
この場合、作業スペースの制約、更新のため設備構築など顧客への負担・影響が大きいことが課題となっていました。
この課題を解決するべく発電機の据付状態すなわち横置きの状態のまま、固定子コアを更新する横積み工法を考案しました。これにより現地における固定子コア更新作業の顧客への負担・影響が低減され、発電機の長期安定運用に寄与することが出来ました。
本考案における高い技術力は、発電機事業を長く手掛ける当社ならではの成果であり、今後もこの様な技術力を研鑽・発揮し続けることで、高品質・高効率な発電機の普及に尽力し、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献していきます。
以上