社員インタビュー
製造第二部機械組立課に所属しています。機械加工がメインの部署ですが、現場で直接手を動かすのとは少し違い、いわゆる「後方支援」の立ち位置です。現場で作業する方々の補助をはじめ、最適な加工方法の検討、治具や工具の手配など、円滑にモノづくりが進むための基盤づくりを担っています。
「この世界に飛び込みたい」と直感した
学生時代は電気電子を専攻していましたが、就職にあたっては「大きなインフラに関わりたい」という強い希望がありました。何もない素材の状態から、完成・据え付けに至るまでトータルでモノづくりに携われる製造業に魅力を感じていました。決定打となったのは、大学の授業で行った発電所の見学でした。目の前で稼働する巨大な発電所のエネルギーや熱量を肌で感じ、「これは面白い、この世界に飛び込みたい」と直感しました。そこからはピンポイントで「発電機」に関わる仕事を探しました。
驚いたのは、想像以上に多種多様な分野のプロフェッショナルが関わっていることでした。入社前は「発電機を作る」という大まかなイメージしかありませんでしたが、実際には旋盤でシャフトを削る加工もあれば、溝を掘る作業、緻密な組立など、無数の工程が連携して一つの製品を作り上げています。それぞれの工程に独自の高度な技術があり、多くの人が情熱を注いでいる事実に圧倒されました。
皆さん自分のペースを大切にされていて、どこか穏やかな雰囲気があります。数値的なノルマに過度に縛られるようなギスギスした感じはなく、自由にのびのびとやれる環境です。上司や先輩も話しやすい方ばかりで、コミュニケーションで悩むことはありません。私自身、周囲を気にせずグングン突き進んでしまうタイプなのですが(笑)、お互いを尊重し、分からないことは教え合う前向きな空気に助けられています。現場の方にパソコンの操作を教えに行ったり、そんな何気ない交流の積み重ねが、仕事でのスムーズな連携に繋がっていると感じます。
世界的なAI需要の拡大やIT化に伴うデータセンターの急増により、特に北米を中心に電力需要が爆発的に高まっています。このニーズに応えるための増産体制の構築が、今まさに直面している最大の課題です。電力需要は数年後にピークを迎えると言われています。そこに向けて、いかに少ない人数で効率的に動かせる省人化を進めるか、また設備をどう更新していくか。組織全体で知恵を絞り、スピード感を持って取り組んでいます。
現場で長年培われてきた「経験則」と、学術的な「理論」を融合させていくプロセスに面白さを感じます。例えば、ベテランの方が「理由は分からないけれど、このやり方だとうまくいく」という、いわゆる職人の勘のような知見を持たれています。それを物理現象として捉え直し、数値化・理論化することで、「この原理なら別のケースにも応用できる」「ここを補強すればさらに改善できる」といった新たな検討が可能になります。自分の提案が形になり、現場が進化していく様子を見るのは本当に楽しいですね。
私が大切にしているのは「とりあえずやってみよう!」という精神です。製造現場には伝統を重んじる保守的な側面もありますが、実際に変えてみると思いがけず上手くいくことも多い。まずは一歩踏み出し、分からなければ仲間と力を合わせて知恵を出していく、そんな姿勢で頑張り続けたいです。
この精神はプライベートでも同じです。昨年末、会社の駅伝大会に誘われて走ってみたところ、走ることの楽しさに目覚めてしまいました。練習を重ねた結果、先日ハーフマラソンで1時間30分という記録を出すことができました。「どこまでできるんだろう」というチャレンジ精神を指針に、仕事もプライベートも全力で楽しんでいきたいです。
