社員インタビュー
巨大なコイルを組み込んでいく
製造第二部電工課に所属しています。発電機の心臓部ともいえる回転子や固定子のコイルを組み込んでいく作業がメインの業務です。
日立工業専修学校を卒業後、三菱日立パワーシステムズに入社し、現在の三菱ジェネレーターに至ります。学生時代から「将来は製造業に」と考えていました。プラモデルなどのモノづくりが好きでしたし、性格的にデスクワークよりも体を動かす仕事の方が自分には合っていると思ったんです。また、生活に欠かせない「電気」に携わる仕事なら、この先もずっと必要とされ続けるだろうという、確かな将来性を感じたことも決め手の一つでした。
電気に関わる仕事が他にもたくさんありますが、その中でも発電機はとにかく製品そのものが大きいです。初めて見たとき「こんなに大きなものを作れたら、さぞかしやりがいがあるだろうな」と圧倒され、その作りごたえに魅力を感じてこの道を選びました。
作業中は真剣そのものなので、いわゆる「和気あいあい」という感じではありませんが、常に密にコミュニケーションを取りながら良い雰囲気で進められています。
先輩方は休憩時間や終業後もよく気にかけてくれますね。今は昔ほど頻繁に飲み会があるわけではありませんが、時には一緒に麻雀を楽しんだりもします(笑)。
新人の頃は、先輩方がどこか遠い存在に見えて緊張したこともありましたが、時間が経つにつれて歩み寄っていただき、少しずつ信頼関係を築くことができました。
今は私にも後輩が一人います。自分が先輩にしてもらったように、仕事以外のプライベートな部分でも仲良くなって、後輩が気軽に質問できるような、お互いに成長していける雰囲気を作っていきたいです。
必死で乗り越えた海外出張
学校で学んだ知識が全く役に立たなかったわけではありませんが、いざ現場で自分の手を動かしてみると、想像していたのとは180度違う難しさがありました。例えば、一口に「コイルの組み込み」と言っても、製品の種類によって形状が異なり、作業の勝手も全く違います。少しの形状の差で迷うこともありました。また、手先の器用さや細やかな技術が求められる場面が多く、最初はかなり苦労しました。そのあたりは今でも「克服中」という気持ちで、日々技術を磨いています。
入社間もない頃、海外出張に同行していた先輩が現地で体調を崩してしまったことがありました。急遽、新人の私が代役を務めることになり、周囲に助けてもらいながら必死でやり遂げましたが、あの時は本当に生きた心地がしませんでしたね。でも、あの厳しい経験があったからこそ、一気に成長できたのだと今は思いますね。
例えば「ロウ付け」という、銀を溶かしてコイルの銅のバーを接合する繊細な作業があります。材質や「ロウ付け」する場所が広いか狭いかなど、わずかな条件の違いで難易度が劇的に変わるため、一瞬も気が抜けません。また、現場は共同作業が基本です。周囲への気配りはもちろん、ペアを組む方の作業スピードに飲まれず、自分のペースを守る冷静さも必要です。
自社工場内だけでなく、お客様の施設へ伺う現地出張もあります。そこではその工場独自のルールを守りつつ、時には直接お客様へ説明や対策提案を行うこともあり、プレッシャーは大きいです。
正直、どの作業もキツい部分はありますが、その分やりがいは相当なものです。自分の持っているスキルを、常に100パーセント出し切らなければならない。一つの作業が終われば、すぐにまた次の難しい課題がやってくる。その繰り返しですが、常に全力を求められる環境だからこそ飽きることがありません。
今の目標は、まだ経験していない種類の出張作業にメイン担当として行けるようになることです。簡易的な点検から長期の精密点検まで、あらゆる現場を任せてもらえるようになりたい。そのためには、さらに自分のスキルを高めることが不可欠です。技術者として一歩ずつ階段を上り、現場の柱となれるよう頑張ります。
